およそ鳥とはかけ離れたイメージのペンギンたち。
哺乳類と思われていたり、魚類と思われたりします。
なぜでしょう?
調べてみました。
哺乳類っぽい?
哺乳類、いえ、人間っぽい?「ペンギンってなんだか人間っぽいなあ」と感じることがあります。
一生懸命、がんばって歩く姿や、社会性があり集団行動を好むことに人間として親しみを感じてしまいます。
卵を産むから鳥?
あまり知られていませんが、哺乳類にも卵を産む種類がいます。
オーストラリアに生息する「カモノハシ」「ハリモグラ」、タスマニアに生息する「ハリモグラ」たちが卵を産んで育てます。
そうなると、「卵を産むから鳥」とは言えません。
哺乳類とどこが違う?
では、哺乳類とどこが違うのでしょう?
ペンギンが哺乳類ではないとされる理由として「授乳をしない」ことが挙げられます。
哺乳類で卵を産む「カモノハシ」や「ハリネズミ」は卵からかえった赤ちゃんに授乳をします。
ですが、ペンギンたちは「授乳しない」とされています。
ですが、「授乳」とは言えないまでも、「ミルク」を与えることがあります。
それは「エンペラーペンギンのオス」です。
エンペラーペンギンのオスはメスから託された卵を一人で温め続けます。
海に出かけているメスは卵が孵化したときに戻って来ていないことがあります。
それでも赤ちゃんに餌をあげなければなりませんが、オスは赤ちゃんを温めている間は絶食状態で満足な餌をあげることができません。
メスが戻って来るまでの間、オスは食道から分泌される「ペンギンミルク」と呼ばれる栄養分豊富な液体を与えてメスの帰りを待ちます。
しかし、この「ペンギンミルク」は10日間ぐらいしか与えられません。
一刻も早くメスに帰って来て欲しいですね。
そのほかには、「嘴」「羽毛」があるなどが「鳥」でるある理由とされています。
まとめ
確かに「嘴」や「羽毛」があり、オスが「ペンギンミルク」をだすペンギンは哺乳類ではありません。
しかし、懸命に子育てをする姿は「鳥」というより、哺乳類、いえ、とても人間っぽいです。
そのようなペンギンだからこそ「哺乳類」と言われるのかもしれませんね。